外貨預金替わりにFXは使えるのか
ここでは銀行での外貨預金とFXを外貨預金として運用することのメリット・デメリットに関して解説致します。
FXで外貨預金をするメリット・デメリット
FXで外貨預金をするメリットは非常に多くあります。
主なメリットは・・・
・手数料が安い
→1取引あたりにかかる手数料はスプレッド分だけとなっています。これは銀行で発生する手数料と比較すると圧倒的に安い事が多いのです。
・対応通過が多い
→各国の金利は時々変更していますが、その時に応じて柔軟に取引通貨を選択することができます。
・満期が存在しない
→銀行では一回預けると3ヶ月は引き出せなかったり、満期が存在したりすることがあります。
しかしながら、そのタイミングで相場が思い通りの方向に動いている可能性は微妙で、任意のタイミングで決済できないことは非常に不利になります。
・レバレッジを利用してさらに大きな利益を狙う事ができる
→レバレッジを利用して、手持ち資金より大きな金額の金利を受け取る事が可能です。
レバレッジ2倍なら手持ち資金の2倍の金利、レバレッジ3倍なら手持ち資金の3倍の金利といった具合です。
主なデメリットは・・・
・為替の値動きによるマイナスがリアルタイムで分かってしまう
→結果的には銀行の外貨預金でも同じ事なのですが、FXでは毎秒リアルタイムで為替の値動きがわかってしまいます。
利益が出る方向に動いていればいいですが、時には金利差以上に値動きによるマイナスが出ていることもあります。
その際にどう対応すべきか判断を迫られるため、メンタル的にはあまり良くないかもしれません。
・レバレッジを大きくしてトレードするとロスカットや損失が発生してしまう可能性が大きくなる
→金利を大きく受け取るために重要なレバレッジですが、大きくするとその分リスクも増えてきます。
FXは元本を保証した取引ではなく、元の資金より大きく目減りした場合は証拠金が不足状態になり、強制ロスカットを行われてしまう可能性があります。
そうなると、預けた元本は戻ってこず、わずかなお金だけといった状態になってしまいます。
FXで外貨預金を行う場合は突然の値動きにも耐えられるよう、レバレッジはある程度低く抑える事が鉄則です。
まとめ
基本的にはFXを利用した外貨預金はメリットが多くあります。
しかしながら損失が出る可能性がある事も必ず覚えておく必要があり、無謀なレバレッジは絶対にかけてはいけません。